金属の精密加工会社、株式会社武芸川精工が“いつもそばにある”を コンセプトにカラビナホイッスル”BLOW”を開発しました。普段はカラビナとして携帯可能で緊急時にホイッスルとして活躍します。
株式会社武芸川精工は普段は工作機械の部品を扱う精密加工の会社です。
自社製品の一環でアウトドア用品にもフィールドを拡げていましたが、アウトドア用品と防災用品は近いものがあり、これを日常でも使えるように
いつもそばにあるカラビナホイッスル”BLOW”が開発されました。

普段はカラビナ、
緊急時にホイッスル

普段はカラビナ、緊急時にはホイッスルになる今までにないカラビナ一体型ホイッスル”BLOW”

アルミ製で丈夫なうえ、カラビナなので鞄やパンツに引っ掛けることが可能で携帯性に優れています。

シンプルな見た目でシチュエーションを選ばず幅広く使用できます。

赤ちゃんの泣き声に含まれる周波数

人間にとって一番音が聞こえ易い周波数域は3000~4000Hzといわれています。
これは赤ちゃんの泣き声や女性の悲鳴に含まれる周波数域とされます。
人間の本能として、助けなければならない音をいち早く聞き取れるように進化したのだと考えられています。
”BLOW”は大学の協力を得てその周波数域を出すために実験を重ね、3000~4000Hzの周波数域を実現しております。

2010年東京大学大学院工学系研究科博士
後期課程にて,キャビティ音に関する研究で
博士 (工学) 取得.
その後,豊橋技術科学大学にて2010年より
助教, 准教授を務め, 2023年同大学教授. Southampton大学 (英) に
2015年より1年間留学.
東京大学リサーチフェロー兼務.
2019年文部科学大臣表彰若手科学者賞受賞.

アルミニウム削り出し切削加工

”BLOW”は金属の塊から削り出す切削加工で製造しております。切削加工は精密さを求められる加工に適しており、”BLOW”には吹き口に1/100mmの精密加工を施しております。

— 衝撃に強い —

プラスチックのような合成樹脂では衝撃を受けた際に破損の恐れがありますが、”BLOW”はアルミニウム製なので衝撃に強く、圧入された詰め物も取れることはございません。

使用シーン

通勤、通学

アウトドア

大切なご家族の方へ

防犯対策に

開発ストーリー
—首都直下地震—

2015年3月に「首都直下地震緊急対策推進基本計画」が公表され、首都直下地震で想定されるマグニチュード7程度の地震の30年以内の発生確率は、70%程度と予測されています。

内閣府首都直下地震対策グループの報告によると、被害が甚大と予想される都心南部直下地震の被害予想は次の通りです。

首都直下地震が起こった際、震度6以上の地震が首都圏の広範囲で起きることが
予想されています。これは固定していない家具の大半が移動し、転倒することもあり、更に建付けの歪みが原因で、ドアが開かなくなることがあります。
このことから転倒した家具の下敷きや、部屋に閉じ込められるなどの被害が予想されます。

緊急時や危険を感じた際には声が出ないことが多いですが、ホイッスルなら吹くだけで手軽に周囲に居場所を知らせることができます。また、災害時に身動きが取れない時や大声が出せない時、屋内やエレベーターに閉じ込められた時などに笛の音で周囲に居場所を知らせられるなど、効果的に使えます。

—推奨防災用品—

内閣府のホームページ上では推奨携帯防災用品リストが公開されており、内閣府が推奨する携帯防災用品リストの中にもホイッスルは含まれております。緊急時、被災時のホイッスルの重要度が伺えます。

—専門家からのご意見—

防災ホイッスルは「命を守る笛」と呼ばれ、 身近に着けるアイテムとして日常化してきました。被災時に、転倒什器や倒壊した建物から救助を求める際にものを叩いたり声を出して助けを待ちますが、この様な時に建物内は埃っぽくむせてしまいます。そこでホイッスルなら少ない息で遠くまで音が伝わるので「命を守る笛」として防災備品になりました。

”BLOW”は携帯性に優れており日常生活でも違和感なく使用できます。防災用品は日常的に備えて置くことが大切です。これを自分のために、守りたい人のために使ってください。

仕様

—耐荷重—

音が鳴るのに必要な空気が通る加工があるため、荷重に対しての強度はあまり強くはありません。強度試験の結果、3kg以下の荷重でしたら問題なくお使いいただけます。

—全品検査—

普段は精密加工を得意とした会社ならではの検品体制を敷いており、全品目視で不備が無いか確認してから出荷しております。